新学期を前にして、エピペンを所有している児童・生徒が在籍する小中学校でのエピペン講習会が続いています。教師の方々にエピペンの使用法を伝えるだけではなく、まずは食物アレルギーやアナフィラキシーについて十分理解していただくことが重要であると思っています。単なる実技訓練ではなく、食物アレルギーの啓発活動と考えています。
講習会に患者さんのご両親が同席されるケースもあり、昨日などはあるお父様の堂々としたお話を聞いていたら思わず涙腺が決壊しそうになりましたが、医師である私がこんなところで泣いている場合ではないのでなんとか耐えました。お父様が子どもさんのアレルギー歴を学校の先生方の前でお話しされたので、3年くらい前に初めてその子が受診した時のことなど様々なことがよみがえってきたのです・・・。
本当に入学おめでとうございます。