結局、食物経口負荷試験(OFC)に、より”実施目的”を持たせることが重要になって
くるのでしょう。目的別にOFCを使い分けるということです。
それこそ、一般診療で単に食べさせることが目的なのであれば、mildな単回OFCで
十分なような気がします。「試験摂取」と言い換えても良いと思います。
これをOFCとみなすのか?、保険点数化されるべきものなのか?という点については
議論のあるところでしょう。
一方、専門施設で研究的なOFCを実施する場合は、複数回摂取で客観的な結果数値を
残すしかありません。それこそ、倫理委員会を通して慎重に計画・実施されるべきであり、
拠点病院等の限られた施設で扱われることが望まれます。
全国でOFCは拡大していますが、まだまだ不明確な部分があると思うのです。