気管支喘息の発作でゼーゼーした時、あるいは食物アレルギーの誤食で蕁麻疹が出た時などに、自宅や園・学校で緊急的に使用できるように吸入薬・内服薬が処方されている場合があります。
意外と多いのが、症状が出ていても薬を使用せずに様子をみてしまうというパターンです。患者さんや園・学校の先生方にとって、子どもに投薬するという行為は壁があるようです。「この程度で薬を使って良いのだろうか?」という感覚なのかもしれません。
しかし、「薬を使い慣れる」ということも重要なのです。確かに内服薬は『お菓子』ではありませんが、症状が悪化する前に使用してこそ良い効果を発揮するのです。過度に副作用を心配することなく、良いタイミングで使用していただきたいものです。