連休中の21日、浜松市内でも黄砂が観測されました。午前中に用事があって出かけたのですが、空はどんよりと霞んで視界が不良となっており、一目見て「黄砂が来ているな」とわかる状況でした。
黄砂とは、中国を中心とした砂漠または乾燥地域の砂塵が、強風によって上空に巻き上げられ、春(3~5月)を中心に東アジアなどの広範囲に飛来し、地上に降り注ぐ現象をいいます。
黄砂の粒子は直径10μm以下でそれなりに細かいので、気道を刺激して咳などの症状を生み出すことがあるかもしれません。また、黄砂によるスギ花粉症の悪化なども心配されています。黄砂の主成分の二酸化ケイ素(SiO2)にアレルギーを修飾する作用があることが報告されており、ただ単に粒子が細かいというだけではないのかもしれません。
しかし、黄砂とアレルギーの関係についてはまだまだ科学的に未解明の部分が多いようです。