治療の流れの基本は、寛解導入 ⇒ 寛解維持
です。
「寛解導入」達成の世界的な定義はありません。
まずは、皮膚の見た目の良い、つるつるスベスベの状態に持ち込みましょう。
ということです。組織学的にみたら多少の炎症細胞は残っているかもしれないし、
患者さん本人だけがわかるような微妙なかゆみが取り切れていないかもしれません。
それでも、とりあえず「見て良し、触って良し」になって第一段階終了とします。
これさえも達成できないと、先には進めないのです。
その次が、「寛解維持」療法です。
その見た目の良い皮膚状態をキープしていきましょうということです。
いきなりステロイドを中止したら悪化することは避けられないので、いわゆる、
プロアクティブ療法とかを取り入れる訳です。
赤ちゃんでも成人でも、軽症でも重症でも、みんな基本は同じだと考えています。
寛解導入⇒寛解維持 という治療の流れは・・・・・。