デュピクセント(デュピルマブ)治療は「顔に効きにくい」とか、むしろ、「投与前よりも顔の皮疹が悪化することがある」、
なんていう話を聞きます。
その理由の一つとして、IL-17、IL-22などのサイトカインの関与を
挙げている医師もいて、それをJAK阻害剤への変更の根拠としています。
しかし、
「dupilumab によって IL-13/IL-4 シグナルを抑制するだけで IL-17A/IL-22 の発現は正常化してしまう」
(J. Allergy Clin. Immunol. 2019;143:155-172.)
とも報告されており、まだまだよくわからないところです。