しかし、いまだに4-5歳以降までナッツ類等を食べたことがない
(食べさせたことがない?)というアレルギー児をときどき見かけます。
念のため血液検査を実施して、大丈夫そうなものから順番に食べてもらったり
する作業を取り入れています。時には血液検査の値が低くなかったりすることも
あり、そのような場合は経口負荷試験を実施するしかありません。
最近では、乳児期早期からアトピー性皮膚炎等で受診されている患者さんが多い
ので、とにかく離乳食が開始されたら”幅広く何でも食べさせる”という方針で
やっています。ナッツ類にしたって、ペースト状のものが売られていますから
乳児に与えることも可能です。できる限り未摂取食品をつくらないことが重要です。
湿疹を早期にコントロールし、早期摂取を進めれば、経口負荷試験という手段を
用いることなく食べていくことができるのです*。
*具体的な方法については、主治医と相談して下さい