最近は、アレルギー関連の学会に看護師さんや患者会の方の参加が増えてきましたが、講演の中に出てくる専門用語で理解しづらいものがあるようです。
ある患者さんから、「エピトープって何ですか?」という質問を受けました。
『エピトープ (epitope) は、抗体が認識する抗原の一部分のこと。抗体は病原微生物や高分子物質などと結合する際、その全体を認識するわけではなく、抗原の比較的小さな一部分のみを認識して結合する。この抗体結合部分を抗原のエピトープと呼ぶ。』(Wikipediaより)
ちょっと難しいかもしれませんね・・・。
例えば、乳タンパクの一つであるカゼインのIgEは、カゼインのIgEエピトープを認識して結合するのであり、どこにでも結合できるわけではありません。
エピトープは、通常はアミノ酸6-10個の配列で成り立っているようです。
あとは、図を見て下さい。