今月開催された食物アレルギー研究会で興味深い演題が出されていました。
「ダニ舌下免疫療法により症状の軽減を認めたエビアレルギーの一例」
です・・・・。
エビの主要アレルゲンであるトロポミオシンは、ダニのトロポミオシンと高い交差抗原性が確認されています。患者さん向けにわかりやすく説明すると、「エビとダニでは、そのタンパク質で似ている部分がある」ということです。
ダニの免疫療法を実施することでエビアレルギーが改善する場合がある、という話は面白いと思いました。ただし、反対にエビ感作誘導の報告もあるということなので、まだまだ研究段階ですね。