ロイコトリエン受容体拮抗剤であるオノンドライシロップのアレルギー性鼻炎に関する効能追加承認のお知らせがありました。
成人用のオノンカプセルは気管支喘息の治療薬であるばかりでなく、以前からアレルギー性鼻炎に対しても効能効果が認められており、その鼻閉(鼻づまり)に有効性を示してきました。
一方、オノンドライシロップも、これまでに多くの小児気管支喘息の患者さんに使用され、軽症の気管支喘息患者さんであれば吸入ステロイド薬に負けないくらいの効果を発揮してきました。しかし、アレルギー性鼻炎に対する効能効果は認められていなかったため、耳鼻科医や小児アレルギー専門医はその処方に苦労してきました・・・。
ロイコトリエン受容体拮抗剤には、オノン以外にシングレア、キプレスなどがありますが、小児用のドライシロップ・細粒の中でアレルギー性鼻炎に対する効能効果が認められているのはオノンドライシロップだけということになりました。このことはオノンドライシロップの大きな特徴となるでしょう。