ときどき、かかりつけの患者さんからお叱りを受けることがあります。
生後9か月くらいに初めて鶏卵(卵焼き等)を摂取してじんましんが出現し
初診で受診される患者さんがいます。
問診をとると、生後2か月くらいから顔や頭に湿疹があって痒がっていたとのこと。
しかし、近医で乳児湿疹の診断のもと、弱めのステロイド軟膏の処方を受け、
それについてはもう解決済みであると・・・・・(汗)。
このような症例について、経皮感作の説明をしたときにうまくいかないことが
あるのです。
保護者の方曰く、
「もう卵アレルギーになってしまったわけですから、いまさら経皮感作だとか
言われてもどうにもなりません。そんなこと理解する必要があるのでしょうか?」
と・・・・・。
おそらくこんな未熟なアレルギー専門医は私だけでしょう。