今日は久しぶりに東京で仕事です。まずは数名の先生方と喘息に関する会議。
喘息児の身体活動性および運動誘発喘息がテーマです。
運動により一時的に喘鳴、呼吸困難が起こることがあり、運動誘発喘息(exercise-induced asthma;EIA)と呼びます。運動後5~10分で最も肺機能が低下しますが、ほとんどの場合、特に治療しなくても20~30分後には自然に回復します。子どもは日常的に運動をする機会が多いので、EIAによって生活の質が大きく低下します。また、EIAを反復しつつも喘息と診断されないまま過ごしている患者さんも意外と少なくないのです・・・。
午後は、違う先生(?)とお茶を飲みながらアレルギーの勉強会。こうした時間も私にとっては貴重な経験となります。
患者さんは主治医の面前では多くを語らないのかもしれませんが、実はたくさんの悩み、不安、疑問を抱えているのですね。十分わかっているつもり、気を付けているつもりですが、すべての患者さんに全力投球できているかと考えると自信がありません・・・。
帰りの車中では身が引き締まる思いでした。今日もありがとうございました。