現在、もっとも期待できる対応は、通常のスキンケアに加えて抗炎症外用薬を用いる方法です。もちろん、かゆみを伴う湿疹が確認できた場合にのみ行うものです。
具体的には、
1)徹底的な寛解導入
2)その後、プロアクティブ療法で維持
3)生後2-3ヶ月までに開始できることが理想
「赤ちゃんのかゆがるしぐさを見逃さずに捉えて、早期にアトピー性皮膚炎を診断できるか?」
「適切なステロイドの塗り方は?(全身に塗る必要あり?)」
「患者さんや非専門医にステロイド治療が受け入れてもらえるか?」
など課題は少なくありません。