全国で次々とアレルギー疾患の拠点病院が指定されているようです。
厚生労働省は、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー患者が、どこに住んでいても適切な治療を受けられるよう、全都道府県に1~2カ所程度の拠点病院を選ぶとしたのです。
しかし、中身を見ると、アレルギー専門医もいないのに拠点病院に指定されていたりする場合があり、学会や行政はどういうつもりなのか?と疑ってしまいます。
そもそも「拠点病院」と言っても、特別新しい病院が出来上がる訳ではなく、もとから存在する病院に肩書きが付くだけの話なのです。
何のための拠点病院なのかと種明かしをすれば、決して患者さん本位のものではなく、研究を守るためのもの・・・
そういうことなのです。