PETIT(プチ)スタディをご存知でしょうか? (Natsume O, et al. Lancet 2017; 389: 276-86)
生後6ヶ月より固ゆで卵を少量ずつ摂取させることにより、
子どもの食物アレルギーの中で最も頻度の高い鶏卵アレルギーを
8割予防できることをランダム化比較試験で実証したものです。
この研究では、アトピー性皮膚炎を持つ乳児を対象として、
あらかじめ湿疹を徹底的に治療したことがポイントとされています。
PETITスタディは究極の対応を示してくれているんですよねー。
赤ちゃんの湿疹を徹底的に治療し、離乳早期からちょっとずつ食べさせる。
我々が長年悩まされてきた即時型食物アレルギーの大半が
克服可能となったように感じられます。
食物経口負荷試験は不要かもしれない・・・・・・ということなのです。
注)実際の摂取は主治医の指示に基づいて行われるべきものとなります。