ネットに以下のようなコメントがありました。
「アトピー性皮膚炎の皮疹と血中のTARCの値は相関するとして、日本ではTARC検査が保険適用となったが
、米国の皮膚科学会は皮疹を観察する以上の価値はないとしている。」
どうなのでしょうか?
1)確かに、米国皮膚科学会はTARC検査を評価していないのかもしれませんし
2)TARC検査はアトピー性皮膚炎の”診断”には用いることができず
3)TARC検査はアトピー性皮膚炎に特異的でもなく
4)ときに、明らかな湿疹があるのにTARC正常を示す例もありますが
でもしかし、
”見た目がさほど悪くない皮膚においても、目に見えない隠れた炎症が残存していて、
TARC値が正常範囲よりも高い値を示すことがある”
それが治療における重要な目安となり得るのです。
それでもなお、TARC値が500 pg/ml以下となることを目標に治療することは無意味
であると言うのでしょうか?