子どもは治りやすく成人は治りにくいのか?
鶏卵は治りやすく、蕎麦(そば)やナッツ類は治りにくいのか?
いずれも難しい問題ですね。
やはり、摂取開始が早い方が、つまり、なるべく低年齢のうちから食べ始める方が治りやすい
ようにはみえます。だから、蕎麦(そば)やナッツ類が治りにくいように感じるのも、単に治療開始が
後回しになるからかもしれません。
そもそも、蕎麦(そば)やナッツ類は日常で毎日食べるような食品ではありませんから、いったんアレルギー
になってしまった場合、意識して摂取させていく手段、いわゆる経口免疫を実施しないと自然に治っていく
ということはないかもしれません。
しかし、3大アレルゲン(鶏卵・牛乳・小麦)で見た場合、同じようなタイミングで摂取を開始しても
牛乳だけ治りにくかったりするときもあります。やはり、食品によって治癒傾向に差があるのでしょうか?
それとも牛乳の治療法(食べさせ方)に問題があるだけなのか?
個人的には症状を出さずに食べさせていくことがコツだと思っています。
牛乳だって症状を出さなければそれなりに進むのです。(←私の感想に過ぎません!)
結論が無くて申し訳ございません。
いずれにせよ、医師としては、みえないものわからないものを相手にするときは、無謀なチャレンジをすることなく
慎重に対応していくべきでしょう。