ボーイスカウトの小学生たちがスズメバチに刺されたというニュースが出ました。幸いアナフィラキシー症状等は無く、軽症だったとのことです。
国内のアナフィラキシーによる死亡者の統計によると、
ハチ刺されによって毎年約20~ 30名の死亡者が報告されています。スズメバチの刺傷被害の大半は8月~10月の3ヶ月間に発生しているので、注意しましょう。
なお、子供のハチアレルギーについては、以下のことが知られているようです。
「子供の多くは皮膚症状や血管性浮腫が主症状で1%に重篤な全身症状を引き起こすことされている。」(JAMA 262(2):240-244, 1989)
「子供の場合、中等もしくは重篤な全身症状が認められた場合、15年間ハチ刺され経験が無くてもハイリスクグループである。」(N Engl J Med 351(7):668-674, 2004)