軽症のアトピー性皮膚炎だと、使用するステロイド外用薬は少量なのかも
しれませんし、
日常生活もさほど困らないでしょう。これが落とし穴なんですよね。
どんなに軽症であっても、「つつみこむ」ように治療することがポイントなんだと
思います。つまり、いかなる小さな炎症も残さず消し去り、いったんステロイド
フリーの状態にしてあげるということが重要なのです。
「膝のうらに湿疹が少しあるだけなので、そこにだけステロイドを塗る」
みたいな方法だと、同じ状況の繰り返しで、いつまでたっても前進している
という感覚を得られないものです。
「かゆみのない皮膚を目指す」「色素沈着を残さない」「ステロイド中止を目指す」
など････、何らかの治療目標をもって取り組むべきでしょう。
軽症の段階であれば、いずれも難しいことではありません。
053-475-8111
小児科・アレルギー科
静岡県浜松市中央区曳馬6-8-16