ここ数日、ぜん息発作を起こして初めて受診される患者さんが少しずつ増えてきました。連日の猛暑が続きますが、「もう秋なのか?」と錯覚を起こしてしまいます。
何回もゼーゼーしているのに『気管支ぜん息です。』としっかり診断されていない場合があります。どこかの時点で診断をつけなければいけないでしょう。
ゼーゼーするたびに夜間の救急を受診したり、吸入や点滴を繰り返したりするような状態は望ましくありません。発作を起こさないようにする予防的な治療があることを知っていただきたいです。
反対に、「もう4-5年間は症状がない」とか、「これまで一度もゼーゼーしたことがない」のに漫然と吸入ステロイド薬を使用し続けている(処方され続けている?)患者さんを見かけることもあります。本当に治療継続が必要なのかどうかを検討したいものです。
個々の患者さんで経過や重症度が異なるので治療の判断は本当に難しいです・・。