「低蛋白血症を伴う重症アトピー性皮膚炎(SPLAD)
の急性期治療とその後の予後」 (アレルギー 70(10),1383-1390, 2021)
患者背景及び結果についてですが、
#75%が男児のようです。
なぜ、男児に多いのかはわかりません。
#入院時月齢中央値が6カ月(四分位範囲4-12カ月)で、
やはり、生まれてからすぐに悪化しているわけではなさそうです。
#61%の保護者がステロイド忌避だったようです。
#95%の患者さんが治療開始3年後にはステロイド外用薬の使用頻度が
週に2日以下に減らせたとのことです。
結局、ステロイド外用薬を早期に適切に使用できなかったことにより
重症化してしまった、ということですかね。