本日午前中の食物経口負荷試験(以下、負荷試験)は9名。
1名だけ4歳児がいましたが、あとは全員2歳未満。
本当に最近は負荷試験の対象も低年齢化してきました。
ちなみに、今日も全員無症状。
一方で、成人の食物アレルギー患者さんもいるわけであり、患者さんたちはどこの病院のどの科を受診すれば良いのか困っている状況です。
以下は、ある首都圏の患者さんの声です。
『成人発症ではなく、幼児期に負荷試験がなく完全除去が当たり前だった世代(今まさに小児科からの移行期にいる20歳前後の重篤患者)の行き先がない現実について、もっと検討されるべき。 』
『小児科を卒業したら、食アレは内科、アトピーは皮膚科、喘息は…と臓器ごとに診療科がわかれてしまうのも悩ましい。また成人で経口免疫療法できるところがほとんどない。移行期以降の治療を上手にやってくれる先生がいたら助かる。 』
このテーマについて少し考察してみたいと思います。