この薬を内服すると、帯状疱疹発症のリスクが上がることが知られています。
しかし、アトピー性皮膚炎の皮膚合併症であるカポジ水痘様発疹症になりやすく
なるという印象はありません。
カポジにしても、伝染性膿痂疹(とびひ)にしても、どちらかと言えば皮膚状態が
悪い患者さんほど発症しやすい感染症であるはずなので、JAK阻害薬を使用して
皮膚状態が改善すると、むしろそれらの発症リスクは下がるのではないかと
思われます。わかりません(汗)、あくまでも自分の予想です。
帯状疱疹の発症リスクが上がるのには、特別な機序が働くのかもしれません。