ミクス on lineより(公開日時 2014/03/12)
鳥居薬品は3月10日、室内塵ダニを原因アレルゲンとするアレルギー性喘息・鼻炎の減感作(免疫)療法薬として開発している「TO-203」の国内フェーズ2/3試験の速報結果を発表した。主要評価項目の「総合鼻症状薬物スコア」において、プラセボ投与群よりTO-203投与群が鼻炎症状を有意に軽減したことが確認された。
同剤は、アレルゲンのタンパクを抽出したものを成分とする舌下錠。原因アレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させるのが減感作(免疫)療法で、プラセボ対照の無作為化・多施設共同・二重盲検比較試験を行っていた。
室内塵ダニアレルギー性喘息を対象にした国内フェーズ2/3試験は実施中という。両試験の結果を踏まえて、承認申請を判断するとしている。