”ナッツ類の食物経口負荷試験は重篤な症状が出やすいから危ない”
のようなイメージがあるかと思いますが、はっきり言ってそれは
負荷量が多いのです!
あと、どんなに1回の負荷量を減らしても、複数回負荷をしているかぎり
そのリスクを下げることは難しいでしょうね。
ナッツ類は症状が出るまでに時間がかかりますから、30分毎とかに
追加していると閾値を大きく超えて負荷することになり必然的に強い症状
の出現は避けられないでしょう。
あと、他の食品とは負荷量の感覚を変えた方が良いです。
1ケタ減らしましょう。
ゆで卵白0.1gとカシューナッツ0.1gは同じレベルと考えるべきではありません。
ゆで卵白0.1gくらいだと鶏卵アレルギーの患者さんでも症状が出ないことが
多いですが、カシューナッツ0.1gは十分にアナフィラキシーになり得る量です。
「ナッツ類の微量」とは、ずいぶんと少ない量を指すのです。