フランスで数年間生活したことがあるというピーナッツアレルギーの中学生が受診されました。向こうにいた時に医師からエピペンの処方を受けたようです。
私は海外の医療状況が知りたいこともあり、敢えて質問させていただきました。
「どんな説明があってエピペンを処方されましたか? 重症だから持てと言われたのか、あるいは念のため持っていたければ処方しますよと言われたのか、どんな感じだったでしょうか?」と。
保護者の方の答えは、「いや、あなたは持っておきなさいと、有無を言わさず処方されました。」とのこと・・・。続いて「自分の身は自分で守れということですよね。私としてはとても納得がいく対応でした。」とも話されました。
エピペンは、海外だと選択の余地もなく処方されてしまうことが多いようです。
それこそ、「自分の身は自分で守れ」ということなんでしょうか。どちらの国が良いとか悪いとかいうことではありませんが、まだまだ国によって捉え方が異なる薬剤のようです。