デュピクセントでは使用1ヶ月でTARC値はストンと下がりますが、
経口JAK阻害剤の場合は、その下がり方が鈍いように感じられますし、
逆にちょっと上昇するときもあります(汗)。
その理由については、まだ明らかにされていません。
おそらく、デュピクセントはTARCの産生そのものを抑えるのでしょう。
一方、経口JAK阻害剤はサイトカインのシグナル伝達を阻害するだけなので、
皮膚症状は改善するものの、TARCの産生自体は抑制しきれていないのかも
しれません。
そうなると、経口JAK阻害剤の場合、使用を中止すると皮膚症状のぶり返し
が早いかもしれません。ステロイド外用薬との併用治療が求められます。