食物アレルギーの治療にも生物学的製剤(Biologics)が登場してきそうです。生物学的製剤は、特定の分子を標的とした治療のために開発されており、皮下注射や点滴で投与します。
我々は、「バイオ」と呼んだりしています。
治療に難渋する重症即時型食物アレルギーには、抗IgE抗体であるオマリズマブ(ゾレア)が
有効なようです。食べて治す治療である経口免疫療法も併用するのでしょうか?
また驚いたのは、アトピー性皮膚炎や気管支喘息の治療薬であるデュピルマブ(デュピクセント)
を食物アレルギーの治療に用いる研究がなされているということです。
全く勉強していないところなのでよくわかりませんが、アレルギーマーチそのものに
介入していくというアイデアなのでしょうか?
10年後がどうなっているかですね。