昨年、「食物アレルギーの診療の手引き2008」(研究代表者:海老澤元宏)が発行されました。すでに2005年に「食物アレルギーの診療の手引き2005」が発行されていますが、今回はその改訂版です。
この手引きは、食物アレルギー患者を多く診察している小児科・皮膚科・内科・耳鼻科の専門医が集まって作成されています。食物アレルギーの診断と治療のレベルアップを図り、それに伴って患者さんの生活の質の向上を目指すことが狙いとなっています。元々は一般の医師が対象の手引きですが、患者さんにとっても参考になる部分があるかもしれません。もちろん、患者さんが一人でこの資料を読んでも十分に理解できないでしょうし、知っておく必要がない内容もあるかもしれません。しかし、このような資料を広げながら外来で医師の説明を聞くとより理解が深まるのではないかと思います。
食物アレルギー研究会のホームページ
http://foodallergy.jp/ からダウンロード可能です。