9月末頃から、鼻水や鼻づまりを訴えて受診するお子さんが増えてきました。
風邪の患者さんと伴に、一部、アレルギー性鼻炎の患者さんが含まれています。
秋のアレルギー性鼻炎で代表される2大抗原は、ダニ・ハウスダストとブタクサ・ヨモギなどのキク科花粉です。小児だと、ダニ・ハウスダストが原因であることの方が多いように見えます。
ダニ・ハウスダストは通年性の抗原ですが、徐々に空気が乾燥してくる秋に症状が目立ってきます。
衣替えの時期はまさにそれに当たります。
ダニ・ハウスダスト対策としては、湿度を下げること、換気をよくすること、寝具に掃除機をかけること、じゅうたん・ぬいぐるみなどに対する対策等があります。
あとは、適切に薬を使用し、病気の進行を防ぐことが重要です。アレルギー性鼻炎を放置しておくと、お子さんの成長・発達や学習に悪影響が及ぶことが心配されます。