最後に、一点だけまだ十分に理解できない部分がある。
それは、「発達障害は、病気でも障害でもなく、特性や個性と考えるべきである。」
という説明だ。
病気でないとしたら、なぜ保険病名が当てはめられたり、投薬されたりするのだろうか?
「自閉症スペクトラム障害」という病名が、その回答を示しているのかもしれない。
”スペクトラム”とは連続体という意味である。つまり、生きづらさをともなっていて病気
として対応した方がよいような患者さんから、限りなく一般人に近い単なる個性と考えられる
ような人までが連続的に存在しており、健常との境が隔絶されていないということである。
まとめると、「発達障害の中には、病気と考えた方がよい患者さんと病気とまでは呼べない
ような人が混在している」ということであろうか。
間違っているかもしれないので、ご注意下さい。
自己学習から得た解釈です。