喘息の患者さんで、毎日自宅で内服や吸入を続けているのに咳が頻繁に出たりゼーゼーしたりする場合は、現在の治療や管理に問題がないかどうか考えなければいけません。
重症度に合った薬剤が選択されているか?、吸入薬が適切に使用できているか?、日々の治療を怠らずに実行できているか?、喘息以外の病気が関わっていないか?、などいろいろと検討してみる必要があるのです。
大切なのは目標を高く持たなければいけないということです。咳やゼーゼーなどの症状が全く無く、スポーツも含めた日常生活が普通に行える状態を目指すべきなのです。必ずしもむやみに薬を上乗せしろという意味ではありませんし、
環境整備(特に、ダニ・喫煙でしょうか・・・)の重要性は言うまでもありません。
「少しくらい喘息症状があっても気にすることはない」という考えは間違いであることを認識していただきたいのです。