学会では、「アレルギーを考える母の会」の園部まり子さん、長岡徹さんとお会いしました。母の会は、アレルギーに関する患者さんの悩みの相談を受けたり、正しい医療を広めるための講演会を企画したり、さらには国や自治体に課題の解決を働きかけたりする活動を行っています。アレルギーの患者さんたちにとっては、まさに「母」なんだと思います。
大阪の患者会の方々は元気たっぷり。いつも私が慰められているような感じで、どっちが患者なんだかわかりません(笑)。
活力を与えてくれることにありがとうと言いたいです。
私にとっては、患者会の方々との交流はアレルギー診療(?)の一部となっています。昔は、一人一人の患者さんにせっせと手紙を書いて送ったりしたこともありました。不安そうに帰宅される患者さんが気になって仕方がなかったのです。診療時間内で問題を解決できなかったのは、単に自分が未熟だったということに過ぎないのに・・。
「医師が患者さんに入り込み過ぎてはよくない」という考えもあるでしょうし、私だって今後は変化していくかもしれません。しかし、少なくとも今はこれが自分のスタイル。好きなようにやっていきたいと思っています。