15歳以下の小児におけるアトピー性皮膚炎の重症度評価の補助として血清中のSCCA2
の測定が保険適用となっています。
最近になって、ようやく、検査会社に測定依頼できるようになりました。
SCCA2 は 、TARCのような年齢による基準値の差がなく、苔癬化でも上昇を
捉えることができるようです。
また、軽症EASIとは相関しないが、受診時のPOEMとは相関がみられるとのことです。
特に、受診3日後くらいのPOEMとの相関が高いようです。
つまり、皮膚の見た目はさほど悪くないけれど、患者さん自身が「状態イマイチ」と感じて
いる場合、SCCA2はそれを示してくれるということです。