副作用の続きです。多少は、この薬を擁護したいと思います。
JAK阻害薬は免疫の機能を下げる働きがあるので、当初、感染症にかかりやすくなるのでは
ないか? と警戒されました。
しかし、「感染症にかかりやすくなる」とかいってもそう単純な話ではなさそうです。
少なくとも、この3-4年間のコロナ、インフルエンザの流行下においても、AK阻害薬
を内服している患者さんがそれらの感染症に弱いという印象は皆無でした。
JAK阻害薬投与下で、帯状疱疹の発症が高まることは間違いないですが、あくまでも
「帯状疱疹の発症が高まる」のであって、「あらゆる感染症に罹りやすくなる」訳ではない
ようにみえます。