現在、国内ではPACI(パッチ―)スタディ http://paci-study.jp/ という研究が進行中です。
これは、赤ちゃんの湿疹を早く治すと生後6か月時の卵アレルギーが予防できるかを明らかにする研究です。
研究の対象として、「生後7週(日齢42日)から生後13週(日齢90日)1) までのお子さん」という項目が挙げられています。
1)生後1週は日齢0~6日で計算しています。
研究結果が出るのはこれからなので、何とも言えないところではありますが、
おそらくは、この、「生後7週(日齢42日)から生後13週(日齢90日)」くらいに湿疹の治療を開始すれば卵アレルギーを
予防できるのではないか?と予想をつけてのスタートであったと思われます。
というわけで、遅くとも生後2-3か月頃までにはかゆみのある湿疹の徹底的な治療を開始した方が良さそうであると覚えておきましょう。
もちろん、かゆみのある湿疹とはアトピー性皮膚炎のことです。