食物経口負荷試験(OFC)の負荷量をぐっと下げれば、問題になるような症状は
ほとんど出現しません。
そこに、合併アレルギー疾患の良好なコントロール、早期摂取、少量維持、
環境整備等が加われば、鬼に金棒です。
「そんな微量の摂取は、OFCとは言えないのでは?」
「そもそもOFCなんて必要ないのではないか?」
その通りだと思います。
実は、私も同感なのです。
臨床のためのOFCはピークを過ぎたのではないでしょうか?
自宅で少しずつ食べていけば済むことなんだと思います。
「それを証明するためにOFCをやっている」ということです。
そして、研究のためのOFCが残っていくのではないかと考えられます。
専門施設で、倫理委員会を通して、万全の体制で実施されるべきものです。
なぜなら、リスクを伴うからです。