最近はアレルギー領域も訳がわからないことばかりで、嫌気がさします。
特に、食物アレルギーはおかしくなっているように感じます。
おかしな大人が多いのです。
新潟の田中先生が自身のトピックス(ブログ)で加工品を用いた安全で負担の少ない食物経口負荷試験
を紹介しています。重要なことは、彼がずっと以前からこの方法を取り入れているということです。
過激な負荷試験を反省して、急にやり方を変えたというわけではないのです。
「すこやかアレルギークリニックトピックス2月22日」(←click)
『ポイントは、なるべく症状を起こさせないために卵クッキー3枚、カステラ1切れでおしまいとしているところです。従来の学会の推奨する方法だと、症状が出たから「卵アレルギーですね」となっていました。症状が出ることで、卵を食べることが怖くなり、親も食べさせたくないと考えていたことでしょう。
この方法だと、閾値といって、どこまで食べられるかは分かりますが、患者さんを恐怖にさらさせていたのだろうと思います。当院のやり方だと、閾値は分かりません。でも、卵を少しでも食べられることが分かりますので、楽しく食べてもらえるのだろうと思います。
ハッキリ言ってしまえば、学会側がようやく患者さんに寄り添うようになったのだろうと考えています。ようやくという感じです。』
良いものは良いと認める謙虚さが必要です。
私なんか十数年アレルギーを勉強していますが、なかなか成長できず失敗ばかり・・・。
その時、大切なのは勉強させていただくという謙虚な心だと思っています。
ちょっとかじっただけで、わかったような気になっている大人がたくさんいます。
もう一度、何のために勉強を始めたのか? 何を目的に取り組んでいるのか?
を見直すべきなのです。