問題はいくつかあります。少なくとも3点はあるでしょう。
それさえクリアできれば長期間内服していても問題ないということになるかもしれません。
問題1)
まずは副作用の問題です。
とにかく血液データがよく動きます(汗)。
クレアチンキナーゼ(CK)、脂質系(コレステロール)、尿酸値、IgE、TARCなどの
検査値が上昇します。 とりあえず患者さんは何も症状はありません。
それでも、これらの検査値が上がった状態が続いて良いのでしょうか?
3か月に1回程度は、副作用チェックのため、血液検査をしなければいけないことになって
いるはずですが、それを怠っている医師がいるとしたら、この薬は一つの非常に優れた薬という
ことになってしまうでしょう。血液検査値異常が出現したとしても患者さんは無症状ですからね。
ちなみに私は血液データ異常が出現した患者さんにおいては、すべてこの薬の内服を中止しました。
あくまでも安全性重視ということです。