日本アレルギー学会・日本皮膚科学会から
「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021」が公表されました。
いつも思うのですが、一般の小児科医・皮膚科医が、アトピー性皮膚炎の
患者さんを目の前にした時、まず最初にこのガイドラインのどのページを
開けば良いのでしょうか?
学会からは、
「どこから読み始めても良い」「自由に活用していただいて構わない」
のような、回答がくるのかもしれませんが、医師は困ると思うのです。
実際の現場においては、まずは図31の「アトピー性皮膚炎の診断治療アルゴリズム」
が重要かもしれません。やみくもに投薬するのではなく、治療の全体の流れを
イメージする必要があるのです。
特に、『寛解導入⇒寛解維持』、これが骨となります。