ひと昔前の赤ちゃんのアトピー性皮膚炎と言えば、「かゆがって眠れない」
「掻き傷が絶えず、かわいそう」
「ミトンがはずせない」
のように、かゆみを何とかして欲しいというイメージでした。
時代は変わってきました。
赤ちゃんの湿疹に対する保護者の意識が高まり、受診が早くなったのです。
そして、こちらから質問する形になってきました。
「かゆがっていませんか?」
この問診の仕方はまずダメです。たいていの保護者は「掻いてはいません」と
お答えになります。
というわけで、以下のような質問に変えていきます。
「耳とか、眼の周りとかを触りませんか?」
「髪を引っ張ったりするようなしぐさはありませんか?」
「頭を振りませんか?」
「お腹や太もものあたりをスッと触りませんか?」
「両足をクロスさせたりしませんか?」
「なんとなくモゾモゾしていませんか?」
・・・・・・
その他、ありとあらゆることを尋ねていきます。