最近登場した経口JAK阻害薬や、すでにかなり処方が拡大しているデュピルマブ
(デュピクセント)という注射薬を約3-4ヶ月しても寛解導入を達成できる
患者さんは、1-2割?という結果が得られています。
アブロシチニブを用いたJADE COMPARE試験ではステロイド外用薬も併用
しています。それでもその程度の寛解導入率なのです。
これらの患者さんは、多くが30歳以上で20年以上湿疹が続いている
人たちでした。
経口JAK阻害薬やデュピルマブが、決して効果が弱い薬ではないことを考えると
やはり、より若年の湿疹が酷くない段階で、しっかりした治療をしなければ
いけないのかもしれません。