「生後2-3か月の頃、ほっぺた・あご・くびなどにちょっとだけ湿疹があった」
「特に、痒がっていなかった」
「近くの小児科・皮膚科では乳児湿疹と言われた」
「弱めのステロイド軟こうを処方され、数日塗ったらすぐに治った」
こんな症状既往をもつ乳児が食物アレルギーとなって乳児期後半に当院を受診
されます。皮膚の見た目はさほど悪くない状態です。つまり、見るからにアトピー性皮膚炎
という感じではありません。
こういう軽症のアトピー性皮膚炎でもしっかりと経皮感作(けいひかんさ)を起こし
食物アレルギーとなってしまうんですよね。やはり、皮膚のバリア機能低下、アトピー素因
等を持ち合わせているのだと思われます。