しかし、
専門医(システマティックレビューチーム)による投票結果をみると、
「LTRAを投与することが推奨される」に全体の15%、
「LTRAを投与することが提案される」にも30%の票が集まっています。
圧倒的にLTRA投与が推奨されないという結果ではないのです。
多くのアレルギー専門医が、LTRAに説明し難い効果を期待している
のかもしれません。
また、このクリニカルクエスチョン(CQ)の設問は
「小児のウイルス感染による喘鳴の治療に・・・・・」であって、
「小児のウイルス感染による喘鳴の予防に」とか、
「小児の気管支喘息の発症予防に」ではありません。
ウイルス性気管支炎の症状にLTRAを使用しても効果はないのかもしれませんが、
アトピー体質のお子さんで咳が出やすいような場合、LTRAを頻用することで
アレルギーマーチの進展が抑制される可能性はないのでしょうか?
本当に20-30年前と比較するとゼーゼーするお子さんが激減したという印象です。
なぜなのかな?とちょっと考えてみたということです。