ただ、薬の効き目が強いとか、よく効くとか言っても、どんな症状や病態に対してどのように
効くのか? それは奥が深い訳です。
アトピー性皮膚炎という病気においても、求められる治療効果は一つでは語れません。
「かゆみはとれるけれど皮膚の見た目は良くならない」
「湿疹はきれいに無くなるけれど、かゆみが残る」
この2つだったら皆さんはどちらを選択するでしょうか?
おそらく患者さんは、前者の効果を望むでしょう。
やはり、患者さんにとってかゆみが最もつらい症状であるはずなのです。
しかし、一部の医師は後者の効果にも価値をおくでしょう。
患者さんの皮膚の見た目を改善させることは、医師のやりがいの一つなのです。