アトピー性皮膚炎における外用薬のアドヒアランスとは、あえて誤解を承知で表現するとしたら、
「患者さんがどれだけ軟膏を塗ってくれるか?」
ということです。
ともすると、
忙しくて軟膏を塗る時間がない!
軟膏がベタベタするのが嫌で塗りたくない!
ちょっとステロイドを使うことに不安がある!
などの理由で、軟膏が塗れなかったりするのです。
単刀直入に言えば、サボってしまう(汗)ということ。
こういう状況をアドヒアランスが悪いとか言ったりするのです。
というわけで、我々医療関係者は、患者さんのアドヒアランスが向上
するよう努めるわけであり、それは9割がた当然の目標かと思われます。
しかし、残りの1割くらい別の考え方もあるのではないかと・・・・・。
つまり、どう考えたって塗れない、無理です!という世界もあり得るのでは
ないでしょうか?
100年後にどうなっているか知ってみたいです。