現在我が国の特に小児科で実施されているプロアクティブ療法は、
より進化した治療を目指したものとなっています。
つまり、
まずは皮膚全体をつるつりスベスベに持ち込むということです。
いわゆる寛解導入療法でしょうか。これがあってのプロアクティブ療法です。
あともう一点は、
最終的にステロイド外用薬の中止を目指すというところです。
これでアトピーが治ったのか?というと別問題ですが、大きな目標の一つとはなるはずです。
寛解導入⇒間欠塗布(1日おきとか、2日おきとかにステロイドを塗る)⇒ステロイド中止
この流れ全体を取り組んでいる時に、「プロアクティブで治療している」と呼んでいる
ような気がします。それなりに厳格に実施しなければならないので、やることは単純なのですが、
けっこう難しいのです。