この度、熊本県及び大分県に相次いで発生した大規模地震で被害にあわれました方々に心からお見舞いを申し上げます。
食物アレルギーの患者さんが、自宅で食べる治療(経口免疫療法)を行っているときに震災に遭った場合、どうしていけば良いのでしょうか?という質問がありました・・・。
震災のレベルにもよるでしょうが、ストレスが大きく、医療状況も優れないことが予想されますので、
通常通りに治療を続けることは危険だと思われます。完全に食べることを中止してしまうとゼロに戻ってしまうので、できれば少しでもいいので摂取を続けたいところですが悩ましいですね。
もし食材が確保できるのであれば、これまでの摂取量の1/2~1/4くらいに大幅に減量して食べ続ければ良いのかもしれません。
体調が悪いとか、食材が手に入らないなどの場合は、思い切って摂取を中止とするしかないでしょう。
もし主治医と連絡がとれるのであれば、必ずその判断に従って下さい。
最も危険なのは、“ときどき食べる”とか、“自己判断で減らしたり増やしたりする”などです。くれぐれも中途半端な摂取はしないでいただきたいです。迷ったら摂取を中止するしかありません。