乳児期早期の湿疹は、小児アレルギー領域における中心的分野となりつつあります。
新生児期から始まって、生後1か月、2か月、3か月、・・・・・・と様々な月齢の赤ちゃんが
湿疹を主訴に受診されます。
乳児のアトピー性皮膚炎は、生後1-2か月くらいから頭・顔の湿疹で発症することが多い
ようにみえます。そして、食物アレルゲンの経皮感作を防ぐためには、遅くとも生後2-3か月
までには”濃厚な”治療を開始したいものです。
というわけで、生後2か月前後の限られた日数の間にアトピー性皮膚炎を見分けて
診断しなければならないのです。