ときどき学会の一般演題で、
「乳児でも微量の初回摂取でアナフィラキシーを起こす
ことがあるので、安易な早期摂取は勧められない」
みたいな発表をみることがあります。
しかし、よくみると「生後8か月」とか「生後10か月」の症例
であったり、食物アレルゲンの特異的IgEが非常に高値だったりします。
つまり、介入が遅いのです。
あくまでも、乳児期早期の湿疹(アトピー性皮膚炎)を適切にコントロールし、
できる限り感作を抑えた状態で、早く食べさせるということなのです。
「早く」というのは生後4-5か月くらいですかね?(汗)
あとは食材も重要です、生卵を食べさせたらダメです。
というわけで、今後はやはりプライマリー小児科医の役割がより重要になって
くるでしょう。